ユーザー系はニート?独立系・メーカー系・ユーザー系SIerの違い

システムエンジニア(もっと正確にはSIerという職種ですが)には、会社の形態によって大きく3つに分けられます。

  • 独立系
  • メーカー系
  • ユーザー系

同じSEでも働き方は大きく違うので、会社を選ぶ際は、その会社が独立系なのか、メーカー系なのか、ユーザー系なのかを理解してから選ぶ必要があります。

SE会社の大きな3つの分類を分かりやすく紹介していきますので、会社選びの参考にしてください。

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独立系、メーカー系、ユーザー系のそれぞれの特徴

完全に主観的なイメージですが、

  • 独立系は、フリーランス(自営業)
  • メーカー系は、自宅暮らしのフリーター
  • ユーザー系は、ニート

こんな感じですね。具体的な仕事のやり方などを踏まえてそれぞれの特徴を見ていきましょう。わたしのイメージも理解できるようになるかもしれません。

ポイントはどうやって仕事を請け負っているかです。

独立系の特徴

独立系は色んな会社に営業をかけてもぎ取ったシステムを自社で開発するスタイルです。バリバリの営業マンもいますし、社風はかなり体育会系です。自分で仕事を取ってきて自分で仕事をするというストロングスタイルが、自営業っぽいなと思います。

向上心が強くて「どんどん出世してやろう!」という人が集まりやすいです。大手の独立系の会社だと働いた分だけ給料が貰えるような仕組みがちゃんとできているので、どんどん仕事をしてお金を稼ぎたい人にはうってつけの仕事現場です。

ただし、注意しないといけないのが、後述しますが末端の独立系です。大手の独立系は社会保障など給料制度など整っていますが、下の方の独立系の会社はいわゆるブラック企業と呼ばれる企業が多いです。

ユーザー系、メーカー系以外のSE会社は全て独立系となるのでその数はとてつもなく多く、世の中のほとんどのSEは独立系です。

独立系のSEを選ぶ際は、社会制度や福利厚生などを意識して選んだ方がいいですね。

メーカー系の特徴

メーカー系は、いわゆるメーカー系企業のIT部門的な役割を担うIT会社です。

富士通とか、パナソニックとか、東芝とか、三菱電機などの電機メーカーからトヨタとかホンダなどの自動車など、大手のメーカー会社は複数のIT系子会社を持っています。

それらの親会社のシステムを構築するのが、メーカー系SEの役割です。

独立系では自分で営業をかけて仕事を取ってくる必要がありましたが、メーカー系では基本的には親会社から仕事が降りてきます。つまりは、自分たちでは営業をかける必要がなく、(極端に言えば)依頼されたことだけをやっていればいい感じです。

とは言っても、全部が全部を自社のシステムだけを作っているということはなく、親会社のシステム構築を7割、営業をかけて開発するシステム3割といった感じで仕事をしているメーカー系が多いです。

自宅暮らしのフリーターと言ったのは、基本的には家に守られているといったところからですね。自分たちでもある程度は稼いではいるものの大きなバックに大手の親会社の存在があるため安定した経営ができます。

ユーザー系の特徴

メーカー系は、大手のメーカー系の子会社と紹介しました。ユーザー系も形態としては似ていて、保険や金融会社のIT系の子会社になります。

独立系は営業100%、メーカー系は営業30%、親会社70%くらいの割合でしたが、ユーザー系は多くの企業が親会社100%です。

自分たちで仕事を探す必要はなく、親会社が潰れない限り自分たちの身が危うくなることはありません。社風としてもまったりした感じの文化系が集まりやすく、いわゆるバリバリやるようなみなさんのSE像とは離れているかもしれません。

22時になったら帰らないいけない決まりがあったり、SEの中ではかなりホワイト寄りです。(それでもSEという仕事ですからまあまあキツイですよ。)

ユーザー系はニートという表現をしましたが、家事の手伝いをしてお小遣いをもらっているニートって感じでしょうか。外へ仕事を探すことなく、自宅内だけで完結できちゃっています。

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どこから仕事を請け負っているか?

独立系やユーザー系、メーカー系の大きな違いは、「どこから仕事を請け負っているか?」ということにあると分かっていただけたでしょうか?

まとめると以下のような感じです。

  • 独立系 ・・・ 外部の会社
  • メーカー系 ・・・ メーカー系の親会社
  • ユーザー系 ・・・ 保険、金融系の親会社

メーカー系やユーザー系の企業を知りたければ調べればすぐ出来てます。試しにリクナビNEXTなんかの転職サイトでIT業界で絞り込んで大手の企業名で調べてみるといいでしょう。例えば、富士通系のITなら富士通ほにゃららという名前、日立系なら日立ほにゃららといったSE会社があるはずです。

IT業界全体を見ると、メーカー系やユーザー系の数はとても少なく、圧倒的に多いのは独立系。

独立系は親会社を持たず、外部の会社から仕事を貰って(営業して)仕事をしているわけですが、その外部がどこかによっても大きく仕事の仕方が変わってきます。

ですからもう少し、掘り下げて独立系を選ぶ際はもう少し掘り下げて考える必要があります。

システム会社から仕事をもらう独立系

わたしが最も注意喚起したいのが、システム会社から仕事をもらう独立系です。独立系の特徴のところで説明した独立系(バリバリやれば給料も上がる、福利構成も整ってる的な)は、自分たちで営業をかけて仕事を請け負っている会社ですね。営業先はITとは全く関係のない会社で、「システムを導入しませんか?」という提案から入るわけです。

一方で、その他多くの独立系SE会社は、一般企業を相手にしておらず、システム会社から仕事をもらっている会社が多いです。例えば、先ほど述べた直接お客様にシステムの導入を提案してシステム開発行うような会社からおすそ分け(もしくは丸ごと)してもらってシステム開発を行う会社です。

このように、最初に仕事を請けたシステム会社から仕事を請け負うことを「2次請け」といいます。IT業界は多重下請け構造になっているのですが、その役割を担っているのは、基本的には独立系のSE会社です。

IT業界の多重下請け構造については以下で詳しく説明してますので、参考にしてください。 → SEの一次請け企業って!?一次請け企業への転職方法お教えします

2次請けまでならまだ良いですが、これが3次請け、4次請けとどんどん下の階層の独立系の会社になると、ノルマと残業だけが増えていき、いわゆるブラック企業と呼ばれる会社になってしまいます。

「客先常駐」や「みなし残業」が多すぎる企業などは注意深く選んだほうがいいですね。

独立系・メーカー系・ユーザー系の違い一覧

最後にまとめ的な感じで、独立系・メーカー系・ユーザー系の違いを一覧にしました。独立系を細分化した時にも説明しましたが、細かい部分は会社によります。基本的には大手のSE会社を基準に一覧にしましたので、ざっくりとした参考にお使いください。

要するに、バリバリSEしたい人は独立系、まったりSEしたい人はユーザー系といった感じですね。

独立系 メーカー系 ユーザー系
きつさ 1位 2位 3位
給料 1位 2位 3位
残業 1位 2位 3位
体育会系 1位 2位 3位
会社数 1位 2位 3位
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